EPSとジオグリッドを併用した擁壁および橋台の耐震性検討

高い耐震性が実証されているジオグリッド補強土擁壁などの地盤補強工法は,地震動に対する擁壁の運動抵抗を増加させます.一方,運動を引き起こす主因である背面地盤の地震時土圧を低減させる工法として,軽量化盛土工法の一つであるEPS(Expanded polystyrene:発泡ポリスチレン)ブロックを用いた盛土があります.
 本研究では,ジオグリッド補強土擁壁が発揮する高い耐震性に加えて,擁壁躯体とその裏込め土の境界部にEPSを挟み込むことで,これらの異なる地震時応答特性が平滑化されることを考えました.1g場での模型振動実験において,EPSブロックとジオグリッドを併用した擁壁や橋台モデルについて,その耐震特性を系統的に調べました.

H. Kyokawa, Y. Yamazaki, J. Koseki, T. Konami, T. Nishi, T. Kubota: Shaking table tests on bridge abutments reinforced by EPS and geogrid, Geosynthetics International, Vol. 29(2), pp. 163-173, April 2022.

京川 裕之, 川崎 広樹, 古関 潤一, 小浪 岳治, 西 剛整, 窪田 達郎: EPSブロックとジオグリッドを併用した橋台の耐震対策に関する振動台実験, ジオシンセティックス論文集, Vol. 34, pp. 161-168.