広い視野で地盤や土の挙動を捉え,反応を観察し,理論を用いて説明する.

地盤といっても,砂,粘土,礫や岩石など,その種類は様々です.
そして,それらは力学的,水理学的,化学的,熱力学的な作用を受けて,時々刻々と変化し,
その時間スケールも,コンマ数秒から何十万年と幅広いことが,”地盤工学が扱う地盤”の特徴かもしれません.
このような”地盤の多様性”を考えるには,土そのもの,あるいはその構成単位である土粒子や鉱物結晶の現象を理解することが必要です.

そのため,幅広い視野で現象を捉え,洗練された技術を用いて土を実験・操作し,反応を観察することが重要になります.
また,社会や人に理解してもらう手段として,得られた知見を体系化し,理論構築や数値シミュレーションによる検証を行うことが有効であると考えています.

当研究室ではこのような考え方のもと,「未曾有の自然災害への対策」,「建設技術の革新」,「創造性のある人材育成」のため,
既存の土質力学・地盤工学の枠を越えて(越えようと),日々研究に取り組んでいます.

研究トピック

その他,地盤工学が抱えている如何なる課題も研究テーマとして考えています.お気軽にお問い合わせください.